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皆さんこんにちは
株式会社美巧社の更新担当の中西です。
~加工・製作技術 🔨~
看板には、金属、樹脂、木材、シート、アクリルなど、さまざまな材料が使われています。
同じデザインでも、使用する材料や加工方法によって、見た目、重さ、耐久性、価格は大きく変わります。
屋外へ長期間設置する看板には、雨、紫外線、風、温度変化に耐えられる材料が必要です。一方、短期間のイベントや室内案内では、軽量で交換しやすい材料が適している場合があります。
看板製作業者は、図面やデザインを確認し、用途に合った材料を選び、切断、曲げ、溶接、印刷、貼り込みなどの工程を組み合わせて看板を製作します🔧
今回は、デザインを実際の形へ変える看板製作の加工技術についてご紹介します。
目次
看板の板面には、アルミ複合板が多く使用されます。
薄いアルミ板の間に樹脂を挟んだ材料で、比較的軽く、平らな面をつくりやすいことが特徴です。
壁面看板、案内板、駐車場看板など、幅広い用途に使われています。
アクリル板は、透明感や光を通す性質があり、内照式看板や立体文字に使われます💡
金属では、アルミ、ステンレス、鉄などがあります。
アルミは軽く、さびにくい一方、用途によっては強度を補う必要があります。
ステンレスは耐食性と高級感があり、切文字や箱文字に適しています。
鉄は強度が高く、大型看板の骨組みに使われますが、さびを防ぐ塗装や表面処理が必要です。
木材は、自然で温かい印象を表現できますが、屋外では水分や紫外線への対策が欠かせません🌳
海に近い地域では、塩分を含んだ風によって金属が腐食しやすくなります。
雪が多い地域では、看板の上へ積もる雪の重さや、凍結への対応が必要です❄️
強い日差しが当たる場所では、印刷の退色や樹脂の劣化が起こりやすくなります。
設置する高さや風の強さによっては、軽さよりも構造強度を優先する必要があります。
一時的なイベント用看板と、十年以上使うことを想定した看板では、材料の選び方が異なります。
見た目や価格だけでなく、どの環境でどのくらい使うかを考えて選定します。
看板製作では、板材や金属材を図面寸法に合わせて切断します。
パネルソー、丸のこ、レーザー加工機、ルーター、シャーリング機など、材料に合った機械を使います⚙️
切断寸法がずれると、枠へ入らない、文字の位置がずれる、取付穴が合わないといった問題が起こります。
板材の厚みや刃の幅を考え、完成寸法になるように加工します。
切断面には、バリや鋭い角が残ることがあります。
そのままでは作業者がけがをしたり、シートが破れたりするため、やすりや研磨機で整えます。
透明なアクリル板では、切断面の美しさも仕上がりへ影響します。
必要に応じて磨きや面取りを行い、光がきれいに通る状態へ整えます。
箱文字、チャンネル文字、看板枠などを製作する際には、金属板を曲げます。
曲げる位置や角度がずれると、部品同士が合わず、形がゆがみます📐
ベンダーや曲げ機を使い、材料の厚さや硬さに応じて力を調整します。
金属は曲げた後に少し戻る性質があるため、その分を考えて角度を設定します。
小さな文字や複雑な曲線では、細かな加工精度が求められます。
文字の表面と側面を組み合わせ、継ぎ目が目立たないように接合します。
完成した箱文字へLEDを組み込む場合は、配線や光の広がりを考えた内部スペースも必要です。
大型看板や自立看板では、風や重量を支える骨組みが必要です。
角形鋼管やアングル材などを切断し、溶接によって組み立てます🔥
溶接部分が弱いと、振動や風によって亀裂が入る可能性があります。
材料の厚さや形状に合わせ、適切な溶接方法と電流を選びます。
一か所を連続して加熱し過ぎると、金属が変形する場合があります。
左右や順番を考えながら溶接し、全体の直角や寸法を確認します。
溶接後は、盛り上がった部分や飛散物を研磨し、必要に応じて防錆塗装を行います。
文字やロゴを表現する方法として、カッティングシートが使われます。
専用の機械でシートを文字や図形の形に切り抜き、不要な部分を取り除きます✂️
細い文字や小さな模様では、シートが切れたり、剥がれたりしやすいため、デザイン段階で加工可能な太さを考えます。
切り抜いた文字へ転写用のシートを貼り、位置を崩さず看板面へ移します。
貼り付ける表面に、ほこり、油、水分が残っていると、シートが剥がれやすくなります。
清掃と脱脂を行い、位置を測ってから施工します。
気泡やしわが入らないよう、中央から外側へ圧着します。
写真や多色デザインを表現する場合は、大型インクジェットプリンターを使用します🖨️
印刷データは、完成サイズに合った解像度で作成する必要があります。
小さな画像を無理に拡大すると、輪郭が粗くなり、ぼやけた仕上がりになります。
パソコン画面の色と、実際に印刷した色は完全には同じではありません。
印刷機、インク、メディアによって発色が変わるため、必要に応じて色見本や試し刷りを確認します。
企業ロゴなど、色の正確さが重要な場合は、指定色へ近づける調整を行います🎨
印刷後には、紫外線や擦れから表面を守るため、ラミネートフィルムを貼ることがあります。
屋外用、床用、車両用など、使用環境に合ったフィルムを選びます。
印刷したシートを看板板面へ貼る際は、しわ、気泡、位置ずれを防がなければなりません。
小さな看板は一人で施工できますが、大きなシートは複数人で端を持ち、少しずつ貼ります🤝
位置を仮合わせし、スキージーと呼ばれる道具で均一に圧着します。
温度が低いとシートが硬くなり、接着しにくい場合があります。
反対に高温では柔らかくなり過ぎ、伸びや変形が起こることがあります。
曲面や凹凸へ貼る場合は、ヒートガンで温めながら形へなじませます。
温め過ぎると印刷やシートを傷めるため、適切な温度と力加減が必要です。
金属、アクリル、樹脂などを切り抜いて作る立体文字は、壁面に陰影をつくり、高級感や存在感を表現できます✨
厚みのある板をレーザーやルーターで切断し、表面を研磨します。
金属文字では、鏡面、ヘアライン、塗装などの仕上げを選べます。
壁から浮かせて取り付ける場合は、裏面へボルトやスペーサーを設けます。
文字が小さい場合、固定部品を入れるスペースが限られるため、製作段階から取付方法を考える必要があります。
夜間に背面を発光させる場合は、LEDの位置や壁との距離を調整し、光が均一に広がるようにします。
看板内部へ照明を入れ、前面を光らせるものを内照式看板と呼びます。
内部にLEDを配置し、アクリルや光を通すシートを通して表示面を明るくします💡
LEDの間隔が広過ぎると、点状の明るさが見えたり、暗い部分が生じたりします。
看板の厚み、表示面の材質、LEDの明るさなどを考え、均一になるよう配置します。
内部の金属面を白くすることで、光を反射させやすくする方法もあります。
配線が文字や骨組みの影をつくらないように整理します。
点検や交換ができる開口部を設けることも重要です。
金属製看板や骨組みには、さびや劣化を防ぐため塗装を行います。
表面の油、さび、古い塗膜を除去し、下塗り、中塗り、上塗りを施工します🖌️
下地処理が不十分だと、どれほど高性能な塗料を使っても剥がれやすくなります。
色だけでなく、艶の程度によっても印象が変わります。
艶ありは鮮やかに見えますが、光の反射が強くなる場合があります。
艶消しは落ち着いた印象ですが、汚れが付きやすい場合があります。
設置場所やデザインに合わせて選びます。
看板を現場へ運ぶ前に、工場で仮組みを行います。
部品同士が合うか、ボルト穴の位置が正しいか、文字が傾いていないかを確認します✅
照明付き看板では、点灯試験を行い、明るさや色、配線の状態を確認します。
現場で不具合が見つかると、高所での修正や再搬入が必要になります。
工場で確認できることは事前に検査し、取付作業を円滑に進めます。
看板製作業では、デザインを正確な形へ変えるため、さまざまな材料と加工技術を使います。
アルミ複合板、アクリル、金属、木材、シートなどを、設置環境や使用期間に合わせて選びます。
切断、曲げ、溶接、印刷、シート貼り、塗装など、一つひとつの工程に精度が必要です。
立体文字や内照式看板では、取付方法や照明の広がりまで考えて製作します。
見た目の美しさだけでなく、屋外で長く使用できる強度と耐久性を確保する。
その材料知識と加工技術が、店舗や会社の顔となる看板を形にしているのです🔨🖨️✨